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2005.09.17 (Sat)

マシューせんせい ゆかいなヒルトップ病院

マシューせんせい ゆかいなヒルトップ病院
という、イギリスの人形劇アニメがあるのですが、ご存知ですか?

私は今日初めてこのアニメを観たのですが、驚きました。

今日観たもののテーマが「ADD / ADHD」なんです。
今イギリスではこんなアニメがあるのか…。って、目からウロコです。

ADDやADHDというのは脳の前頭葉の障害です。
前頭葉というのは、自己コントロールや抑制、学習、意欲、思考をつかさどる部分なので、この部分がうまく働かないと、集中力がなかったり、授業中に騒いでしまったり、お友達への接し方がうまくいかなかったり、忘れ物が多かったり…。いわゆる今まで「怠慢」「我儘」という言葉で片付けられていたような症状が出てくるのです。

だいたいクラスに1~2名の割合でこのような子供がいる場合が多いのです。みなさんも子供の頃、クラスにこんなお友達がいた記憶がありませんか?レストランなどで、親の制止を振り切って大騒ぎしている子供を見たことがありませんか?

これは専門家や学校の先生、そして親などのサポートで、少しずつうまく付き合っていけるようになる「軽度障害」の一つです。でもこの障害に対する周囲の理解が得られないと、お友達に虐められたり仲間はずれにされたり、先生から体罰を受ける可能性もありますし、親も「しつけの出来ないダメ親」などと言われてしまう可能性があります。

私のお仕事は、このような子供達や親のサポートも目的としていますが、なかなか理解が進まないことも多く、軽度障害ゆえの難しさがあります。

今回アニメの中では「ADD」と診断されていましたが、どちらかというと「ADHD」ではないかという印象を受けました。

でも問題はそこではなく、そのアニメの中で、先生がうまくサポートすることで本人も親もずいぶん気持ちが救われるという点。そして、これらの障害をこうやってアニメの中に織り込むことで、子供たちの中にもなんとなくであれ、意識付けができるというところです。

日本の障害に対する認知はかなり遅れています。このような障害の場合、見た目には分かりにくいので、その子自身の性格などに問題があるかのように言われ、社会から阻害されていく可能性があるのです。

私の知り合いの子供たちにも、数名のADHD、LD、アスペルガー系の予備軍がいます。親は気付かず「うちの子は、なんでこんなに言う事を聞けないのだろう」と困り果てています。私は医師ではないので、診断名を下すことは出来ませんし、デリケートな問題であるからこそ、第三者(スクールカウンセラーや学校の先生、地域の保健士など)を通さずに気付きを促すことも難しいものです。しかし第三者を通すことは、プライバシーの侵害に当たる危険性も含んでいます。さらに、お互いに契約関係を結んでいない以上、個別にセラピストとして関わることもできません。

でもこのようなアニメを観て「あれ?うちの子供も…?」と思ってもらうこと。たとえそれらの診断が下っても、発達支援を組めばゆっくり対応していけると知ってもらうこと。せめて、そのような手立てにはなると思います。

かなりやんわりと簡単に説明してあったのですが、ぜひみなさんも機会があったら観てみて下さいね。もしそこで何か興味を持つ内容があったら、その障害や病気について調べてみるということからでも、優しい社会は作っていけると思うのです。
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16:18  |  日常 Daily life  |  TB(1)  |  CM(8)  |  EDIT  |  Top↑

*Comment

あー、実は俺、ADD(注意欠陥障害)なんですよ。
ちなみにADHD(注意欠陥多動性障害)はADDの下位分類で、今手元にある本には、こうあります。

「ADDには大きく分けて2つのタイプがある。
(一)多動のあるADD(ADHD) せかせかと動き回り、落ちつきがなく、衝動的に行動する人たち
(二)多動のないADD (・・略)ぼんやりとしていることが多く、動作も仕事ぶりも緩慢で、活動量が少ない


サリ・ソルデン著:『片づけられない女たち』という本で、主に多動のないADDを扱ってるものです。

俺は、片づけとかは割とできる方で、成績も良い方だったので、たぶん周りの誰からも問題視されたことがない方だと思います。が、整理整頓一般(考えていることの整理も含む)にむちゃくちゃエネルギー遣うのが不思議に思ってたんです。今では幸い、処方してもらった薬が効いて、快適に暮らしていますけどね(笑)

最初この本で、

「(ADDの人は)単に<破綻せずにすむ>だけのために法外なエネルギーを注ぎ込んでいることを自覚していない」

という箇所を読んだときは、わーっと泣きましたよ。ほんと。脳機能の障害は目に見えないだけ厄介だと思います。

成人知能検査の結果を見たとき、これまでの人生なんでこんなに苦しかったかが腑に落ちました。空間性知能(だったかな)が異様に低いんですね。で、それを補うかのように言語性の知能がぽーんと高くて、知能指数は平均の100。

専門のお医者さん、少ないんですよ。ここ京都の某大学病院では、ただ一人いた専門医の先生が激務でダウン。切なくなります。

あ、今テレビでレイザーラモンがフゥーッ言うてますわ(笑)
よっしー |  2005.09.17(土) 19:38 |  URL |  【コメント編集】

そうなんですね。今でこそ学校でもADHDやLDなどのサポートが広まっているし、世間的にも認知が少しずつ広まってきているけど、よっしーさんが学校に通っている時期は理解者も少なかったのではないでしょうか。

それでも現在も、食堂や電車の中で騒いでいたり、自閉圏内の子供がパニックを起こしているときの周囲の目などを見ると、なんだかすごく切なくなります。もっと認知が広まれば、その人たちからのサポートを受けることもできるのではないだろうかとか…。

病院やカウンセリングに行っても、なかなか専門的に研究されている方が少なかったりして、結局そのままになってしまうことも多いようです。

傍目からは何の問題もないように見えるし、その分辛いことに対面することも多いのではないかと思います。自分で「できないこと」に気付いて悩むという点でも辛いですよね。

でも処方してもらった薬が合ったとのことで良かったです(^-^)今はリタリンなど、効果的な薬がありますからね♪。きっと処方の量なども合っているんですね!!

でもみんなきっと、色んな事を合わせて「100」になるようにできているんだと思います。実は私も数字に対する認知がとても低いのですよ(^^;)本も、なるべく声に出して読まないとなかなか理解できないという部分があります。

右脳が発達しているようで、CTで脳の写真を撮ると、一目瞭然で右脳が大きいのです。左脳は数字の理解や言語をつかさどる部位なので、私はその部分での努力が必要なのかもしれません。
管理人 |  2005.09.17(土) 20:31 |  URL |  【コメント編集】

薬の処方の量はかなり苦労しましたよ(TT)
おそらくどこの病院でもそうだと思いますが、最初処方されるリタリンは俺には逆効果だったようで、先生に対する信頼がなかったら、もうそれで行かなくなっていたと思います。

俺にとって幸いだったのは、診察に行く前に、『わかっているのにできない脳』(全2巻)という、注意欠陥障害を6つのタイプに分けて、それぞれに対する投薬・サプリメントの処方方針などを一般読者向けに詳しく解説している本を読んでいたんですね。だから、主治医の先生の見立て、投薬する際の方針を患者として十分理解できていたおかげで、激務で相当イライラしてはった先生をどこまでも信頼できたし、喧嘩するくらいの言い合いになったりも何度かしましたが、それでも通院辞める気にはならなかったっていうのが良かったです。ほんとうにラッキーだったです。

今では、お互い楽しく世間話なんかもできるようになりましたけどね(笑) 2、3か月に1度薬もらいに行くだけですが。

ふーみんさんも色んなこと合わせて「100」なんですね(w
でも、俺と逆なんですね。実はここ2、3日ずっと、

「ふーみんさんは文章がものすごく上手なので、左脳型? でも、音楽得意ってことは右脳型のはずだよなー・・」

って、ずっと考えていたのですよ(^^

人から理解されないという経験は、次のどちらかの結果を生むように思います。

1)他人に対して、信じられないほど非情になってしまうか、
2)他人に対して、誰よりもやさしくなれるか。

俺も、自分より弱い立場の人をずいぶん傷つけてきました。これから罪滅ぼしです(;_;)
よっしー |  2005.09.17(土) 21:23 |  URL |  【コメント編集】

リタリンは逆効果だったのですね。では益々辛かったですね。だいたい一般的に最初に処方される薬ですもんね。

でも何でもそうだけど、実際に試してみないとその効果が分からなくて、適応するものが見つかるまでの苦しみを、明るい先の未来を信じて乗り越えられるかっていうのが重要になってきますよね。その分信頼できる先生というのは大きな支えだったでしょうね。

以前ある本に記事を書かせていただいたことがあるのですが、依頼を受けたときに自信がなくてお断りした私に、その出版社の方から言われたのが「言葉のリズム」のことでした。

私はどうやら、言葉を「リズム」で捉えているようなのです。
だからリズムのある文章だと読解力も早いし、理解力も高まります。リズムで捉えられる文章は、他の人にも読みやすいとのこと。どうも私がそのリズムを天性のものとして持っているらしいこと。

それを聞いたときに「なるほど。そうだったのか~」と思いました。リズムや感覚で言葉を捉えて理解しているんですね。もしかしたら、左脳の苦手な部分を、右脳が補ってくれているのかもしれません。そのときに「自分に気付く」という事の大切さも身に染みました。

「努力すればできる。」だからこそ辛いという面もあるんですよね。
周囲の期待も感じるし、自分自身の苛立ちも拭えないし。息を抜きたくても、努力する方向へしか気持ちが向かなかったり。

罪滅ぼしなんて…。大丈夫ですよ(^^)人が何かを変えるのにも、何かを始めるのにも、早いとか遅いとかってのはありませんから♪
それに私は、よっしーさんから深い優しさを感じますよ!
管理人 |  2005.09.17(土) 21:55 |  URL |  【コメント編集】

ははーぁ・・言葉のリズムですか。非常におもしろい観点です。なるほど。納得です。ふーみんさんの文章は、いわゆる古典なんかで見る文章に似てますね。心地良いというか、色気(?)があるというか。

俺の言葉、ふーみんさんにとって大丈夫ですか??

俺は逆に、言葉を、リズムの観点は無視して捉えることができるように思います。だから、翻訳された本などで、文章がかなり酷くても、ほとんど気にならないことが多いです。カントとかヘーゲルとかマルクスとかアリストテレスのかなりひどい翻訳とか、全然OKでしたから。むしろ初めて同類を見出した気がしてえらく興奮したのを思い出します。

「いいなー、ドイツの哲学者ってこんなキチガイみたいな文章書いても、誰も文句言わないんだなー」

って(笑)

でも、書くときは、読んで心地良いか(リズムが良いか)をかなり気にしています。というのは、俺はのべ2年ほど鬱で苦しんだのですが、その鬱状態を克服するきっかけになったのが、「心地よい言葉で自分のことを書く」ということだったからです。端的に言うと、小説みたいなものを書いたのですが、心に届く言葉、孤独や寂しさを癒す言葉って、リズムが良くないと全然ダメなんですね。

そのとき自分が描いた人物の言葉とふーみんさんの言葉が重なって、ずっと、すごい懐かしい気持でふーみんさんのブログとか見ていたんですよ。実は(^^

個性というのは偉大ですね。でも、俺、知能検査で見る限り、右脳の機能が弱いのは明らかなんですけど、音楽したいなーって今、思ってるんですよ(笑)
よっしー |  2005.09.17(土) 22:32 |  URL |  【コメント編集】

よっしーさんの言葉は大丈夫ですよ。
ブログや日記の様な、話し言葉に近いものは大丈夫です。

本を読むときは一フレーズごとに、頭の中でその場面や事項をイメージ化しています。でもそれにもメリットがあって、イメージして覚えるので、丸暗記ではない一夜漬けのようなものは得意です。丸暗記はやっぱり声に出して読んだり、写書していくことで覚えるのが早いみたいです。

教科書を丸々一冊イメージしながら覚えるのは得意だけど、年号や年表などイメージしにくいものを覚えるのは苦手です。

「心地よい言葉で自分のことを書く」というのは面白いですね。自分を知ること、知ろうとすること。自分について考えること。っていうのは、案外忘れがちになってしまうけど、とっても大切なことなんですよね。良いところも悪いところも全て含めて「自分」って思えるようになると、とっても楽に生きれる気がします。

音楽はじめましょう~♪「聴く事」だけでも十分音楽ですからね♪
音を楽しむ可能性って、その人その人にあったやり方が限りなくあると思うんですよ。
管理人 |  2005.09.19(月) 18:19 |  URL |  【コメント編集】

どうも、ふーみんさん、お帰りなさい。えらい強行スケジュールだったようですね? お疲れさまです(^^

イメージ化が得意というのは、かなりうらやましいです。俺はどこまでも言語イメージべったりです。車の運転とか、掃除とか、手順を全部言葉に直さないとできませんでした。バイトいくつクビになったことか・・。薬飲んでる今ではかなりマシになりましたが。

音楽再開してますよ♪ 運動神経良くないんで、今みたいにパソコンのMIDIシーケンサみたいな道具があるとすごく助かります。大学のとき3か月くらいで挫折したんですよね。ギター。

コード鳴らすとなんか胸がドキドキします。いい感じです。言葉はここまで直感的には行かないですからね。では。
よっしー |  2005.09.19(月) 21:24 |  URL |  【コメント編集】

さすがに疲れましたね~。

音楽再開されてるんですね。今はパソコンである程度作っていけるのでいいですよね。楽器が弾けなくても音楽作れるし(^^)でも私はシンセが欲しいです。来年の頭くらいには買いたいな~。とか思ってるけど、何しろ20万円は下らないですからね(゚Д゚;)

ギターはFコードで挫折しちゃいますよねー。私もそのクチです。
カッティングもなかなかうまくいかないんですよね。センスないのかな。
管理人 |  2005.09.19(月) 23:26 |  URL |  【コメント編集】

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