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2006.05.12 (Fri)

針穴

偏屈な患者さんほど大好きです。
そんな患者さんと心が通った瞬間はたまらなく嬉しい。

暴言をはかれても根気強く誠心誠意関わっていけば、相手が持つ壁に針穴が通せる気がします。相手にとってはその針穴がとても大切なことだったり。

自分本位で考えず、常に相手のことを思うって大変。
暴言もいっぱい受けるし。相手の状況では距離も必要だし。
うまく見計らって付き合っていくのは至難の業。

感情が入ってくると客観的に見れなくなって、ついつい自分本位の見方をしてしまいがちにもなる。

そういう関係性の中で針穴が通った瞬間は自分自身が嬉しいのはもちろんなんだけど、それよりもその針穴の影響でその人の心の中に一瞬でも「信頼」という欠片が増えたのならば、そのことの方がなんだかすごく嬉しい。

いっつもしかめっ面。誰に対しても瞬間的に壁を作る。
そんな人の口元がほんの少し緩んだり、堰を切ったように何かを喋りだしたり…。

長くかかっても、こういう変化を随時見れるってありがたい。
思い切って常勤になって良かったな。そう思える瞬間。

今はひたすら色んなことに感謝。
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*Comment

憑き物が落ちたようになるってことありますよね。
落とした側ではなく、落とされた側としての経験ですが。

自分が快く思っている人に対して酷いことを言ってしまったという後悔、そして、その酷いことに対して全く揺るがず、こちらに対する好意的な態度を全く変えない人がいるのだ、ということへの驚き。

少ししか言葉を交わしたことのない相手でも、こういう人というのは忘れられません。

ご本人は、小さな穴からダムが決壊してしまったかのような衝撃を受けているかも(笑)
よっしー |  2006.05.13(土) 17:54 |  URL |  【コメント編集】

■そうかぁ

>自分が快く思っている人に対して酷いことを言ってしまったという後悔

これって、誰しも経験することですよね。
それでも受け止めてくれる人は、やっぱり心地いい。

そっかそっか。案外答えは単純なのかもしれないな。

いつも「打ち殺すぞ!」「おい!死ね!」「バカか!おまえは!」などと周囲に暴言を吐きまくる方がいらっしゃいます。病気による妄想なども入ってるんですけどね。私にも然り。この方の暴言で辞めてしまったというナースもいるくらい、毎回激しい暴言の数々です。

今日はその方が上の方の階の窓辺で外を眺めていました。
私はなんとなくその窓の方を見上げたんです。

とても落ち着いた表情で窓の外を眺めてらっしゃったので、別にこちらからアクションを起こすことはせず、その場を通り過ぎようとしました。

するとその方が私に手を振ったんです。自分から!!
なんともいえない、嬉しいようなくすぐったい気持ちになりました。

来週会えばまた暴言を吐かれるかもしれません。
でもこういう時間が少しずつ増えるって信じたいなって思います。
ふーみん@管理人 |  2006.05.13(土) 20:45 |  URL |  【コメント編集】

自分が振った手に喜んでくれる人がいるっていうのも衝撃だったかも(笑)

しかし、暴言、吐かれる方としても傷つきますよね。
想像するだけで胃が痛くなりそう(^^;

変わるということは、本人にとってもしんどいことと思われますが、少しずつでも、いろんな人と気持ちが通わせられるようになっていくと良いですね。
よっしー |  2006.05.15(月) 01:47 |  URL |  【コメント編集】

病気を背負っている人だけでなく、自分を変えるというのは大変なことですよね。

もちろん社会が変わることが一番大事なんだけど、そればかりを望んでいても月日は経っていくばかり。そんな中で、自分を少しでもいろんなところに適応させていくっていうのも訓練のひとつ。

自立支援や生活支援はスキルを学ぶだけでなく、誰かを心から信頼する。信頼できる人を見つける。ってこともすごく大切なことだなぁって思います。

特にうちは精神科ですし、妄想や幻聴に振り回されず生活するには、それもひとつの支援だと思っています。あくまでもひとつのですけどね。

人に対して全く心を開かない女性がいらっしゃいますが、「私はあなたが好きでたまらない。何言われたって大好きで仕方ない。あなたといれて嬉しい」と言葉に出し続けてきました。

それはもちろん私の本心です。

本心だってことが伝わってきたのかな。
最近活動にも早く姿を見せてくれます。
最初から最後までしかめっ面で座っててくれます。
表情がどうであれ、2時間ずっと座っててくれます。
昨日と今日は準備を自ら、しかめっ面だけど手伝ってくれました。

女性はいろいろ「別にあんたのためじゃない。自分のためだ」というようなことを言い訳してました。

「そうだね。○○さんのためだね。○○さんがいい気分になれるもんね。でもそれが更に私たち(スタッフ)もいい気分にしてくれる。○○さんが早く来て手伝ってくれると、みんないい気分で嬉しいなぁ!○○さんのおかげで、私今すごく幸せなんですよ!」

その女性は「フンッ」ってしてましたが、これからもそんな積み重ねをしていきたいと思います。
ふーみん@管理人 |  2006.05.18(木) 21:32 |  URL |  【コメント編集】

あなたがいてくれて嬉しい、あなたのことを大切に思っている、そういうメッセージがしっかり、自分に向けられたものとして根付いてくると、人間生き生きしてきますよね(^^

そういうメッセージが本物かどうか試してしまいたくなるような気持ちが、誰しもあるような気がします。本当はすべてを耐えて、受け入れることのできる人間なんているはずもないのに、そういう人がいると信じたいという気持ちが、自分を鑑みてもある気がします。

それを思うと、傷付いた人に「あなたを大切に思っている」とはなかなか言えない、臆病な俺です(笑) たぶんご存知かと思いますが、そういった過程が、『シーラという子』で有名なトリイ・ヘイデンのノンフィクションには生き生きと描かれていて、空恐ろしくなる部分もあります。すべてハッピーエンドなのが氏の本の良いところですが。

ふーみんさんは大変意義深い仕事をしておられると思います。病院の外にいる人間にも還元するような気持ちで、また、いろいろ書いてくださいね(^^)
よっしー |  2006.05.19(金) 07:41 |  URL |  【コメント編集】

私自身も、誰かから必要とされれば嬉しいですからね。
みんな、形は違えど、同じだと思います。
本当に心から一人ぼっちでいたい人なんていないだろうし。

守秘義務がなければもっと書けるんですけどね(^^;
ふーみん@管理人 |  2006.05.21(日) 21:57 |  URL |  【コメント編集】

ふーみんさん手術の報にショックを受けてます。
しんどかったり痛かったりするところに手を添えてやって、少しでも空き時間ができたら、いたわってあげて、そこそこの調子で手術の日を迎えられるよう、当面の仕事を乗り切ってくださいね。

一人ぼっちは本当に辛いですよね。一人の辛さを知っているからこそ、心の中に暖かい火が灯ることの有り難さがわかるわけです。ふーみんさんはそのような暖かさが大事だということを心の底から理解し、実践している方だと思います。

と、いうわけで、ほんまお大事にしてくださいね。
よっしー |  2006.05.22(月) 07:07 |  URL |  【コメント編集】

ご心配おかけしてすみません。
でもたいした手術ではないんですよ。
ほんの2時間程度の、入院もイラナイ軽い手術です。
でもやっぱり恐いですけどね・・・。

一人ぼっちは辛いけど、一人になれない辛さもありますよね。
押したり引いたり。抱きしめたり。時には遠くで見守ったり。

でも「いつでも味方だよ」っていう気持ちだけは持ち続けていたいです。
そしてその人がいつしか大きな輪の中に出て行くときには、その人にとってあまり強い印象を残しすぎず、決して「あの人がいないとさみしい」なんて思われないよう。あくまでもどこかでフと思い出してあったかいホンワカとした気持ちになってもらえるような人でありたいと思ってます。
ふーみん@管理人 |  2006.05.22(月) 22:13 |  URL |  【コメント編集】

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