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2006.09.10 (Sun)

再生する者

ホルストの『惑星』は、高校生の頃から変わらず、私の最も好きなクラシック作品のひとつ。中でも『木星』の壮大さと美しさ、そして楽しさを含めたつくりが大好きだった。

『木星、快楽をもたらす者』の名の通り、軽やかで規則的と思いつつ演奏してみると案外拍子の取り方が難しい小刻みなリズムで始まる。金管楽器が高らかに鳴り響き、中盤の荘厳なメロディー部は心が震える。

最近では中盤部が平原綾香のデビュー曲として有名…。

そのホルストの『惑星』には冥王星が入ってなかった。
ホルストが40歳のとき作曲した時点では、まだ冥王星は発見されていなかったのだ。しかしホルストの存命中に冥王星が発見されたにも関わらず、ホルストは『冥王星』の作曲に着手することはなかった。

当時から「惑星」の概念に当てはまらないとも言われ議論の的だった冥王星。そのためだったのか、それともホルストが学んでいたという占星術を意識しての作曲だったためなのか、はたまた単に冥王星には作曲意欲をそそるものを感じなかったのか…。

そんな『惑星』に、今回『冥王星』が仲間入りした。

もちろんホルストは亡くなっているので、別人の作曲。
ホルスト研究家の「コリン・マシューズ」。

私としては『海王星、秘密主義者』で完結できていると思えるので、それに『冥王星』を加えるのはいかがなものかとも思ったが、実際これによってホルストの曲に新しい息吹が与えられるのは素敵なことだと思う。

今回冥王星を惑星から外すというニュースで、このCDの発売も危ぶまれていたらしい。結局世に出たこの数奇な運命の『冥王星、再生する者』は、ホルストの完結する『惑星』に対し、宇宙への広がりを暗示するかのように終わる。

ホルスト:惑星(冥王星付き) ホルスト:惑星(冥王星付き)
ラトル(サイモン) (2006/08/23)
東芝EMI

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指揮者ケント・ナガノ氏の依嘱で作曲されたという『冥王星』。
ベルリンフィルの演奏。解説書が結構面白かったですよ。
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18:39  |  薦盤 MusicCD  |  TB(0)  |  CM(2)  |  EDIT  |  Top↑

*Comment

■冥王星

ふーみんさん、ごぶさたしています。
すっかり秋ですねぇ・・。
「惑星」のCDは、私が初めて買ったCDなので、とても思い入れが
あります。曲もいいですよね。なんか心がおだやかな気持ちになります。大好きです。
ふーみんさんのブログ読んでたら久しぶりにききたくなりました。
それにしても冥王星の曲があとからつくられたなんて知りませんでした。聞いてみようかな・・。

P.S.やっとうちのパソコン、メールできるようになりました(^^)
kyo |  2006.09.14(木) 14:56 |  URL |  【コメント編集】

ぜひ聴いてみて下さい。

「冥王星」は「再生する者」の名前どおり、一旦終結したホルストの意図を継いで、新しい世代に再生していくかのような音楽です。

たしか室内楽ヴァージョンもあったと思いますが、「新生 
惑星」と言った意味で聴くならば、断然こちらの方がいいですよ。

他に類を見ないほどの解説書の充実度も嬉しい限りです。
ふーみん@管理人 |  2006.09.16(土) 00:01 |  URL |  【コメント編集】

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